パルデア御三家、ウェーニバル、マスカーニャと来て最後はラウドボーンに関する記事です。ウェーニバルとマスカーニャは結論「優秀なポケモンではあるが、競合となるポケモンを厳選・育成済みなら優先度は下がる」という感じでした。果たしてこのワニはどうなのでしょうか。
基本情報
まずは最終進化系のラウドボーンの基本的なスペックを見ていきましょう。
- 睡眠タイプ:うとうと(進化前のホゲータ、アチゲータはすやすや)
- タイプ:ゴースト
- とくいなもの:食材
- 食材:
- レベル1:とくせんリンゴ×2
- レベル30:
- とくせんリンゴ×5
- マメミート×4
- レベル60:
- とくせんリンゴ×7
- マメミート×6
- げきからハーブ×5
- メインスキル:げんきチャージS
この子もほかのパルデア御三家同様に最終進化でタイプが変わり、ほのおからゴーストになります。ほかにこの子特有の要素でいうと、
- 初のALLとくせんリンゴを集める食材タイプ
- げんきチャージでの長時間高稼働が期待できる
が挙げられます。このあたりを中心に評価していこうと思います。
食材タイプとしてのラウドボーンの評価
まずは食材タイプしての評価かから。
とくせんリンゴ係&マメミート係
まず初めに言っておきたい。ラウドボーンはなかなかのぶっ壊れ性能をしています。特にそれが発揮されるのがとくせんリンゴ係。詳細は以下の記事を参照してほしいのですが、明らかに既存のリンゴ係と競合ポケモンよりも能力が秀でています。リンゴを集める、この一点においてラウドボーンの右に出るポケモンはいません。
一方ミート係としてもトップレベルに位置しています。ただこちらは他の競合となるポケモンも優秀なやつらが揃っている、かつまずはラウドボーンはリンゴ係として育てるべきなので優先度は少し下がります。
めいそうスイートサラダ係
正直これまでの話でラウドボーンの価値は十分証明されているので「ラウドボーンはリンゴ係として厳選・育成しろ!!!以上!!!」でもいいっちゃいいのですが、もう少し役割の解像度を上げるべく、既存の料理を作る際のメンバーとして、他の競合ポケモンと比較してどれくらい活躍できるのか否かを見ていきます。つまり育てるべきポケモンではあるが、現状どれくらい急いで育成すべきかという点。
まずは1つ目の題材としてめいそうスイートサラダを挙げます。
まずはラウドボーン実装前の想定チームを見てみましょう。
これはあくまで一例なので、他にもいろんなチーム構成はあるかと思います。ただ最小限のメンバーで収集、かつ前の週からの貯蓄も考えないとなるとこういう構成が無難かなと。あ、ちなみにこの例も今後の例もそうですが、食材タイプのポケモンには食材確率アップ込みで考えています。ライチュウは無しね。
基本的にはカイロス・キテルグマ・フシギバナ or ライチュウでぐるぐる回す感じです。カイロスだけだとリンゴが足りないので、そこを補うためにライチュウをIN。人によってはライチュウではなくナイトキャップピカチュウになるかもね。あいつ食材確率約3割くらいあるからそこそこ食材集めるんですよね。
で、ミツはカイロスだけではこちらも足りないのでフシギバナを投入。ただフシギバナをずっと起用しているとミツが溢れるので、ある程度溢れたタイミングでライチュウと交代する感じです。コーンはキテルグマ1匹で余裕。代わりにカイリューでもいいね。そんなわけで食材の消費・供給状況を見ながらチームをくるくる変えていく感じです。少し手間。
一方でラウドボーン入りはどうなるかというと、かなりシンプルなチーム構成に。各食材各ポケモンに任せれば3食安定して作ることが可能に。面倒な入れ替えは発生しませんし、残りの2枠を好みのきのみを集めるきのみタイプで埋め続けることも可能に。うーんラウドボーン便利。
プリンのプリンアラモード係
続いてデザート・ドリンク週。こここそラウドボーンの活躍が期待される週かもしれない。まずはプリンのプリンアラモードから見ていきましょう。
まずはこちらもラウドボーン実装前から見ていきます。プリンアラモードは変なチームメンバー入れ替えは発生せず、この4匹で安定して作成することができます。ミツとミルクが供給過多なので、ある程度集まればほかのきのみタイプに入れ替えるのもあり。
一方こちらがラウドボーン有の場合。ラウドボーン実装前よりもさらに安定した作成が可能です。リンゴはかなり供給過多になるので、その分きのみタイプの活躍の時間は増えそう。何よりラウドボーンは自己回復スキルであるげんきチャージがあるため、寝なくても活躍できます。その分さらにほかのメンバー起用の幅は広がる。チームとしての安定性が増すのがラウドボーンのいいところ。
おちゃかいコーンスコーン係
おちゃかいコーンスコーンについては明確にラウドボーンが追加されたことによるメリットがあります。それはラウドボーンが唯一3食分のリンゴを安定供給してくれるということ。
以下の記事にも少し書きましたが、過去リンゴを大量に持ってくるポケモン三銃士はカイロス・アブソル・デリバードでした。その3匹はレベル30食材確率アップM持ちで、おおよそ42~43個/日が限界。しかしラウドボーンは同じ条件でなんと82個/日ものリンゴを持ってきます。やばすぎる。3食安定して作成できるリンゴを持ってくる。これだけでおちゃかいコーンスコーン係としては申し分ない働きをしてくれます。
げんきチャージSの評価
もうここまででラウドボーンが如何に優秀かがわかったかと思いますが、さらにさらにげんきチャージSの観点からも評価してみます。
げんきチャージSは皆さんお馴染みポケモンの高稼働を支援してくれるスキル。ポケモンはげんきがあればあるほど、1回のおてつだいに要する時間が短くなります。そしてここで比較したいのはげんきチャージS持ちの中でも特にげんきがいつまで経っても減らないと言われる以下2匹。
こいつらはラウドボーンと同じ食材タイプで、かつげんきチャージS持ちのポケモン。彼らを使った経験がある方は思うはず。「ずっとげんき100下回らないしずっと高稼働でドバドバ食材を持ってくるなぁ」と。そんな2匹と比較して、1日のスキル発動回数の期待値はどうなのでしょうか。計算結果がこちら。
いやいやおかしいよラウドボーン。あのげんきお化けのバンギラスをさらに上回る性能。約束された高稼働。約束された食材数。この安定感に使いやすさ。もうラウドボーン様しか勝たん・・・。
最終的な評価
というわけで最終的な評価ですが、「パルデア御三家の中で頭一つ抜けている優秀なポケモン。食材タイプ全体の中で見てもかなりのぶっ壊れ」というのが私の評価となります。評価理由は再掲になりますが以下の通り。
- 食材タイプとしての評価
- リンゴ係として右に出る者はいない。圧倒的な優秀さ
- これまでなかなか3食安定して作れなかったリンゴ多用レシピを安定して作成可
- げんきチャージS持ちとしての評価
- 常に高稼働。げんき100下回ることはあるのか?
もうこれだけの性能を持っていれば、厳選OKとするハードルはかなり低いです。せいかくで食材確率かおてつだいスピードさえ下がらなければもういいんじゃないかとすら思える。それくらいの素のポテンシャルが魅力的。
一番きついのはすべてリンゴ、いわゆるAAA個体を引くことですね。これが引けるかどうかは運次第。逆に引けさえすれば約束された未来が待っています。パルデア御三家の厳選、誰からすればいいかなと悩めばまず間違いなくこのラウドボーンに進化するホゲータから厳選しましょう。