私はポケモンスリープをサービス開始から遊んでおりまして、当初は無課金を貫いていたのですがまずはプレパス課金民に変身。その後いくつかの葛藤を経て無事課金民になり下がってしまいました。本ブログのタイトルに恥じない見事な転身です。
というわけで私は自分のことを悲しいかな「課金民」と称しているわけですが、どうやらポケモンスリープではそうではなく「本末転倒民」と呼ぶのが正しいらしいです。今回はその本末転倒についてのお話です。
獄炎の吉田@ポケスリ本末転倒民#ポケモンスリープ
— 獄炎の吉田 (@fireyoshida) 2024年9月24日
事の発端
一体全体何の話なのか。事の発端を知らない人はさっぱりだと思いますので、まずはきっかけとなった話についてです。そう、事の発端は以下の記事でした。まだ読んでない人はまず読んでみてくれ。
ポケモンスリープで睡眠の質アップ 攻略の要は「快眠」、寝不足日本に効果はバツグンだ - 産経ニュース
この記事はポケモンスリープというゲームの概要を説明しつつ、大事にしているコンセプトについてポケモン社の代表取締役・最高執行責任者で同アプリの担当役員、宇都宮崇人さんの話を交えながら紹介するというもの。一見すると新たにリリースされた一アプリのただの紹介記事のように思えますが、一点気になる記載がありました。それが以下。
アプリには課金されるアイテムもあるが、現在のユーザーの9割が無課金でアプリを楽しんでいるという。宇都宮さんは「睡眠をせず課金してプレーするのは本末転倒。目的は、あくまでも睡眠の質の向上」と言い切る。
課金してまで遊んでいる人は少数派
𝕏でポケモンスリープアカウントを作って交流している人からすると「え、9割の人は無課金で遊んでるの!?」という印象かと思います。ここでまず冷静に考えたいのは、𝕏でわざわざポケモンスリープ、もしくはゲーム用のアカウントを作って、かつ日々つぶやいたり交流したりする層はかな~~~り限定的な層であるということです。おすすめやタイムラインを見ているとそこに出てくる人たちが世界の中心のように見えますが、実際はまったくもって真逆。さらに毎月相当額課金して遊ぶ人なんてレア中のレア。
この9割という数字はポケモンスリープに限らず他のソシャゲでも似たようなことが言えるでしょう。多くの人はソシャゲにお金なんて払いません。マイノリティの課金者で支えられている構造、それが多くのソシャゲの構造なのです。
こと私みたいなソシャゲに課金して、かつひどいときは貯金残高が142円まで減って電気が止められるかもしれない恐怖と戦いながらソシャゲを続けるような人は本当に稀有な存在だと思います。自分で言うなって話ですが、この場合の稀有は決して誉め言葉ではないので悪しからず。いや~あのときはしびれましたね。本当はあと10万円課金したかったのですが、残高がないならどうしようもない。危うく消費者金融に駆け込むところでした。そのとき私を救ってくれたのは大学時代の友。彼に3万円だけ借りて課金したのを覚えていますよ。ちなみにまだその時のお金は返してない。なぜなら追加でもう3万借りようとしたら「お前おかしいよ」と言われて縁を切られたのでね。友を金に換える行為。これぞソシャゲライフハック。
睡眠せず課金プレーは「本末転倒」
私の身の上話はさておき、本題はこの部分。ちょうど今現在ポケモンスリープ界隈は不正対応の件でまだ火種がくすぶっています。それもこれも運営が全然続報を出さないから。一言「今調査してるからね~」とだけ言えば鎮火するのにね。それどころか何やらどこぞとのコラボや新計測デバイスの話を先だしするものだから、それにゴールド旧発電所の続報もないことも相まってポケモンスリーパーたちのイライラは3連休明けも継続中。薪をくべるのうますぎやろ、尊敬するぜポケモンスリープ。
ゴールド旧発電所の続報が来ない件は課金の有無に限らず全ユーザーがやきもきしています。ポケモンスリープで数少ない一大イベントの情報が全然明かされない餌のお預け状態が続くのはきつい。前フィールドのラピスラズリ湖畔実装時はもっと情報展開素早く&丁寧でしたからね。
加えて不正対応においては、無課金でも課金者以上の恩恵を享受できたという観点から、特に課金している人が憤りを感じている印象。そりゃそうですよね、身銭を切っているわけですから。私みたいに口座残高が142円となって友との友情を犠牲にしている人もいるかもしれない。いやいないか。そんなやついてたまるか。頭おかしいよ。厳しいって。
そんな中で公開された記事の一文ですよ。「睡眠せず課金プレーは『本末転倒』」。この一文が広まってからというもの、様々な反応が𝕏上で出てきました。
- ただでさえ課金者がイラついているところに課金者をバカにするような発信をするのはいかがなものなのか?
- そもそも課金してくれる人がいるからサービスが成り立っているのではないのか?
- 課金をするのが本末転倒なのであれば、課金パックをイベントごとで出す運営はどうなんだ?本末転倒ではないのか?
などなど。肝心なゴールド旧発電所や不正対応の真っただ中でそれら続報を出さず何をやっているのかという意見も散見されましたね。ポケモンスリープ、公式イベントである寝顔発見ウィークは一切盛り上がっていないのにその他イベントで盛り上がりすぎだろ。コミュニティが活性化されるのはいいことだぜ、うんうん。
前後の文脈をきちんと読むべき
ただ今回のお話はこの一文が一人歩きしてしまっているだけで、本意は違うところにあると思います。そもそもこの記事はポケモンスリープのコンセプトについて主に語っている記事。要点は以下。
- ポケモンGOのブームもあって、ポケモン社は健康促進のためのアプリ開発に注力
- 睡眠計測とゲームは相反する要素が多く開発は困難
- 「寝て起きたらプレゼントが届くゲーム」というコンセプトを発見
- 睡眠を主として、あくまでゲームとしてアプリを開く時間は最小限とするよう設計
これら前提があったうえでの「睡眠をせず課金してプレーするのは本末転倒」です。ポケモンスリープ運営側のスタンスとしては、「課金して遊ぶという状況をメインとはせず、あくまで睡眠計測を軸にゲームを設計していく」であり、そのことを改めて宣言したに過ぎません。なので「課金者をバカにしている」なんて話は一切ないのです。
とはいえ意見したいことはある
とはいえですよ。私は運営側の人間ではないので意見もあります。であればあのえげつない厳選要素の多さや育成の難しさは緩和すべきだと考えます。仮に課金せずポケモンスリープを遊ぶ場合、そもそもポケモン1匹すら捕まえるのが困難ですし、最近解放されたレベル60まで育てるなんてあと何か月かかるでしょうか。それこそ𝕏やネットで情報収集を積極的におこなわないと進捗が芳しくないでしょう。それに追加されるポケモンにフレンドポイント16族(デリバードとかキュワワーとかウッウなど)がそこそこ多い。これじゃあ無課金は蚊帳の外ですよ。運営側のアプリ設計コンセプトは理解できます。が、肝心の設計がコンセプトと合っていないのでは?というのが私の意見。
あと、この記事が出たのは9/21(土)ということで、ちょうどポケモンスリープがゴールド旧発電所は不正対応で燃えている真っただ中。今朝の情報解禁もそうですが、まぁタイミングの悪いこと。なんでこうもタイミングが悪いかなぁ。盛り塩でもしたほうがいいんじゃない?
それにやはり本末転倒の一文は誤解されかねない言葉の選び方ですよ。課金している人がバカみたいと受け取られても仕方ない表現だと思います。このあたりきちんと校正する人や仕組みはなかったのでしょうか?それとも課金者、かつ𝕏で騒いでいる人たちは運営側から見たらほんの一部でしかなく影響力もほぼ皆無なので、別にそんな細かなところに気を張ることはないという判断なのでしょうか。真実は分かりませんが、少なくとも𝕏のポケモンスリープ界隈にはちょうどいい燃料を投下した、と受け取られても仕方ないような気がしますね。
なんかここ最近ゲームの内容以外で盛り上がっているポケモンスリープ界隈。まぁこれも面白いっちゃ面白いから私個人的にはいいですけどね。実際問題私のブログを書く筆も止まらない止まらない。それにこんなちんけなク〇みたいなブログのアクセス数もここ数日かなり増えてまして、まだまだポケモンスリープも安泰だな!なんて思わせてくれますね。
あ、ちなみに私自身は物書きを生業にしているでもなんでもなく、ただの一般企業に勤める社畜です。文章を書く訓練を受けたこともなければ業務で文章を書いているわけでもありません。そんなやつが書く取り留めのない内容を毎日見てくれているみんなありがとうな。最近本業がしんどくて心が滅入って睡眠時間12時間半(分割睡眠)しか取れていないから、誰か私を物書きとして雇ってくれないか?あ、でも下〇タ多いからコンプライアンス的にダメか、HAHAHA。