パルデア御三家が実装され盛り上がりを見せるポケモンスリープ。今週と来週、パルデア御三家がピックアップされるイベント「1周年記念フェスティバル」が開催されていることもあり、皆さん厳選と育成を頑張っているのではないでしょうか。
そんなわけで、今回はパルデア御三家の一角であるウェーニバルについて性能を見て評価していこうと思います。マスカーニャとラウドボーンも私の体力があれば今後評価していきます。
※ほかのパルデア御三家の評価はこちら。
基本情報
まずは基本的なスペックを見ていきましょう。
- 睡眠タイプ:ぐっすり
- タイプ:かくとう
- とくいなもの:食材
- 食材:
- レベル1:ワカクサ大豆×2
- レベル30:
- ワカクサ大豆×5
- ふといながねぎ×2
- レベル60:
- ワカクサ大豆×7
- ふといながねぎ×4
- ピュアなオイル×6
- メインスキル:エナジーチャージM
これはパルデア御三家全員に言えることですが、最終進化でタイプが変わります。ウェーニバルの場合、ウェルカモまではみずタイプですがウェーニバルになるとかくとうタイプに変化。こういう変則的なポケモンは面白みがありますね。ちなみにタイプが変わるということなので、ウェルカモで止めておく理由はあるかというと無いです(無慈悲)。
食材タイプとしてのウェーニバルの評価
それではここからウェーニバルの評価を私なりにしていきます。"私なりに"なので悪しからず。
まずは、というか本題の食材タイプとしての価値を見ていきます。ウェーニバルが集める食材はワカクサ大豆、ふといながねぎ、そしてピュアなオイルの3種類。
ワカクサ大豆係&ふといながねぎ係
主に集める食材であるワカクサ大豆とふといながねぎ係として、それぞれの係としてどうかですが、正直どちらの食材を集める係としてもそこまで他ポケモンと比較しての優位性は見受けられません。別に悪くは無いのですがとびぬけてウェーニバルを育成すべきというメリットも無いのが現状。
他のポケモンとの比較についての詳細は以下の記事に詳しく書いてあるので、そちらのウェーニバルの項をご覧ください。
ピュアなオイル係
係として機能するのかは定かではありませんが一応こちらも見ていきます。レベル60でオイルを集めますしね。
結果はこんな感じでした。
比較対象はオイルを集めるポケモン全員。ウェーニバルはレベル60でしかオイルを集めないですが、結果は1日に27個という結果でした。当然純正オイル係(なんかオリーブオイルの協会お墨付きみたい)には数は勝てませんので、主な競合は他のレベル60でオイルを集めるポケモンたち。しかし残念なことにカイリューにもゲンガーにも数では負けていました。いやいやカイリューおかしすぎるやろ。ドクロッグが弱い説もありますが、それでもレベル60食材だけで46個も集めるなんてあいつ化け物や。
もちろんウェーニバルはレベル1と30食材が豆というほかの競合にはないものを持っています。今後豆とオイルを大量に使う料理が出てくれば活躍の余地は出てくるでしょう。現状はデザート・ドリンク週のちからもちソイドーナッツのみが該当の組み合わせ。
もちろん今後の料理アップデート次第で化ける可能性はありますが、オイル役として現状価値があるかと言われれば難しい。
ニンジャカレー・サラダ係
では次は食材ごとではなく組み合わせとして見ていきます。さきほどちらっとちからもちソイドーナッツの話を出しましたが、おそらく多くの方が本命とにらんでいるニンジャカレー・サラダ係について言及します。
まずレベル30環境ではどうかですが、どうあがいても供給量が間に合いません。つまりニンジャカレー・サラダ係としては厳しい。もちろん他のポケモンで代替できるか?と言われればできないので、あくまで供給量が間に合わないという表現にしています。
食材確率アップMとS、さらにせいかくに食材確率上昇があったとして、豆/ねぎウェーニバル(レベル30)が集める食材数は以下。
- ワカクサ大豆:26個
- ふといながねぎ:26個
1食分賄えるくらいですね。ねぎはダグトリオを追加し、豆は他の豆ポケモンを一定時間スポットで稼働させれば3食なんとか間に合います。そんな感じの起用になりそう。もちろん前の週に食材をある程度貯めていればその限りではありません。
ではレベル60になった場合はどうなのかです。
サブスキル・せいかく無補正の場合、どの組み合わせでも1匹でニンジャカレー・サラダ係として食材の大部分をカバーできるかと言われれば微妙。やはり他のポケモンとの合わせ技で食材を集めるしかない。
では食材確率アップMとS、さらにせいかくに食材確率上昇があった場合はどうでしょうか。
ここまで盛る個体をゲットできるのかという至極真っ当なご指摘はさておき、このレベルになるとかなり価値が出てきます。特に組み合わせとしては「豆/豆/ねぎ」か「豆/ねぎ/ねぎ」がいい。やはり1匹だけで3食常にカバーは厳しいですが、それでも1匹でカバーできる範囲はかなり広がりました。ここまで来ると初めて評価できるレベルになりますね。
エナジーチャージM持ちとしての評価
続いてメインスキルのエナジーチャージMについて評価していきます。ウェーニバルが仮にエナジーチャージMを乱発できるのであれば、それだけで起用する価値があります。なのでそこも見て最終的な評価をしていきたい所存。
以下はエナジーチャージM持ちのポケモンの発動回数/日の期待値(小数点第2位以下省略)です。
期待値だけ見るとウェーニバルだけかなり差をつけられての最下位です。まぁそりゃそうですよね。他のポケモンたちはスキルタイプなわけですから。ちょうど先日スキルタイプのテコ入れ発表がありそれも彼らの追い風になるでしょう。と考えるとさらにこの差は広がると思われます。
各ポケモン進化の回数は違う、つまりスキルレベルが違うので、念のため稼ぐエナジー数でも比較してみましょう。
ウェーニバルはスキルレベル3で計算しましたが、それでもほかのポケモンより劣っています。ちなみにウェーニバルのスキルエナジー数はゴローニャのエナジー数とほぼ同じです。これを聞いてどう思うかは皆さん次第ですが、私はウェーニバルのエナジーチャージMには正直期待できないという印象です。なのでメインスキルで評価できることはない(無慈悲)。
最終的な評価
というわけで最終的な評価ですが、「優秀なポケモンではあるが最優先で厳選すべきではない」というのが私の評価となります。評価理由は再掲になりますが以下の通り。
- 食材タイプとしての評価
- 豆係、ねぎ係としては競合に勝てない
- 今後豆/オイルという唯一無二の組み合わせが輝く可能性はあるが未知数
- ニンジャカレー・サラダ係として活躍する余地はあるが、かなりの良個体でないと厳しい
- エナジーチャージM持ちとしての評価
- 期待できない
食材タイプの項でも触れた通り、競合となるポケモンを持っていない、かつサブスキル・せいかくが恵まれた良個体が手に入れば育成してよいでしょう。ただそうでない場合は今は無理して厳選するほどでも・・・という感じでした。
あ、何度も言いますがこれはあくまで私の評価ですので、「クワッスはイケメンだから厳選するんだ!」というご意見や「クワッスは♂であることが厳選基準だ!」という貴重なご意見はごもっともです。一個人の評価としてどうかひとつよろしくどうぞ。