とある方から𝕏経由でげんきエールSについてご質問をいただきました。𝕏だと文字数の制限もあって詳細に伝えられないため、ブログの記事という形を通して回答します。
※もちろんご本人からは許可いただいています。
ちなみにこのようなご質問はいつでもウェルカムです。ブログに取りあげるかもですが、それでもよければいつでも𝕏のリプやDMで質問くださいませ!なおありがたいことに毎日相当数のDMをいただいているので、回答に時間がかかることがあります。ご容赦くださいませ。
質問
げんきエールのアップデートが先日ありましたが、げんきエールはヒーラーの役割を担えるのでしょうか?
回答
基本的には担えません。
げんきエールSの強化
・効果量が小さくなる代わりに、「げんきエールS」をもつポケモンのメインスキル発生確率が上がります。これにより、多くの場合において、1日を通じての総合的なげんき回復量が、これまでより少し増えるようになります。
・チーム内でげんきが1番少ないおてつだいポケモンが効果の対象になる確率がさらに少し高くなります。
先日のアップデートにてげんきエールSの上方修正がありました。またポケモンスリープ用語である「さらに少し高く」という謎表現が含まれていますが、なんにせよ強化されました。個人的には効果量小さくしなくてもよかったのに・・・とは思っておりますが。
げんきエールSの対象は依然としてランダムである
げんきエールSがヒーラーの代わり、すなわちげんきオールSの代わりになるかどうかですが、まず知っておいてほしいことはげんきエールSの対象は依然としてランダムであるということです。
過去のアップデートにて対象がチーム内でげんきが1番少ないポケモンになりやすくなるアップデートがありました。今回のアップデートでもさらにその確率が上がった。それでもなおそうでないポケモンが対象となってしまう確率はあります。
1度げんきが1番少ないポケモンになりやすくなるアップデートがあった際、私は結構な期間リーフィアを使っていました。その時計測したデータだと、げんきが1番少ないポケモンが対象となる確率はおおよそ50%ちょいでした。そこから今回のアップデートを経て、おそらく60%ちょいになっている可能性が高いです。言い換えれば40%弱は依然としてどのポケモンが対象となるかわからない。この不安定さがげんきオールとの大きな違いとなります。
ヒーラーであるげんきオールSの代わりになり得るのか
というわけで、ここからは質問者さんのご質問に回答します。検証すべく、以下2パターンのエナジー量を比較します。
なぜサーナイトとヤドキングを例にしたかと言うと、両ポケモン、各スキルの発動期待値が一番高いから。王と王の戦い。
先述の通りげんきエールSは対象がランダムですが、今回の計算では各ポケモン均等に対象となった場合と仮定して計算してみます。そんなわけないのだけど、そうでもしないと比較しようがないからね、仕方ないね。
あ、あと計算の前提は以下です。
- レベルは60
- サブスキルとせいかく、きのみの数S以外は無補正
- ヒーラー役(サーナイトヤドキング)のスキルレベルは最大
- 睡眠時間は一括8時間半
- げんきは時間経過で逓減する
- いいキャンプチケットあり
- 好きなきのみ補正はあり
結果がこちら。
残念ながらげんきオールSのサーナイトチームのほうがエナジーを稼ぐことができました。
ちなみにサーナイトはげんきオールS持ちの中で最強のポケモン。なので念のため最弱(失礼)のプクリンでも試算してみました。結果、エナジー量は21,188と、最弱(失礼)のプクリンを以てしてもヤドキングに勝ってしまいました。このことからも、依然としてげんきエールSはげんきオールSに取って代わる存在ではないことがわかります。