この厳選という言葉、ポケモンの原作ではポピュラーな言葉となっています。同じポケモンでも個体値と呼ばれる性能差があり、性能が良いポケモンを如何に手に入れるかがポケモントレーナーに課せられる課題なのです。
そんな厳選要素、悲しいことにかわいい寝顔を見るだけのゲームのはずだったこのポケモンスリープにも導入されています。悲しすぎる。あんまりだ。そこに愛は無いんか!?
この記事では「厳選厳選って聞くけどどういう意味なの?」「厳選した結果がどんな差になるの?」といったことを明らかにしていきます。悲しい。
厳選要素は3つある
なんと3つも厳選要素があります。無課金なんて1匹ポケモンをゲットするだけでもサブレが無くてひぃひぃ言ってるのにね。泣けてくるぜ。厳選要素はこちら。
- せいかく
- サブスキル
- 集めてくる食材
それぞれ1個ずつ詳細に見ていきましょう。
せいかく
ポケモンにはそれぞれせいかくが割り振られています。どんなせいかくになるかは完全ランダムという鬼仕様。もちろんどのせいかくにもメリットデメリットがありまして、巷ではおてつだいスピードが上がるせいかくや食材を集めてくる確率が上がるせいかくは当たりと言われることが多いです。
ただしポケモンのタイプ(きのみを集めるのが得意なのか食材を集めるのが得意なのか等)で理想とされるせいかくは変わってきます。参考までに理想のせいかく一覧(独断と偏見)の記事をおいておきますので参考にしてみてください。
サブスキル
ポケモンにはスキルが2種類ありまして、それが「メインスキル」と「サブスキル」です。メインスキルはポケモンごとに固定(安堵)なのですが、サブスキルはこれまた完全ランダムとなっています。地獄。しかもサブスキルは計5個なので抽選箇所が5か所もあるというね。
で、仮に5個理想のスキルが付いて歓喜しても、現状Lv.100にするのに1年以上かかる計算なので、Lv.100に最優先スキルが付くかLv.10に付くかでは話が全然違います。当たりのスキルを引いて、かつどのレベルで習得するかにも優劣があるという。これもう無課金で厳選終了なんて無理ゾ?
なお一応救済措置っぽいものがありまして、ポケモンのフレンドレベルが10以上でLv.10のサブスキルが金スキル確定となります。まぁこれも良い面悪い面あるんですけどね・・・。その話は下の記事で詳しく書いたので、気になる人は見ていってくれ。
集めてくる食材
この2匹の芋虫キャタピーを見てください。注目すべきは食材欄。そう、Lv.30と60で集めてくる食材が違います。ここが食材の厳選要素でして、Lv.1から集めてくる食材(一番左端の食材)は固定なのですが、それ以降はランダムとなります。といってもポケモンごとで集めてくる食材パターンは各レベル数パターンなので、全食材からランダムではありません。
これですね、そりゃあせいかくやサブスキルより厳選の優先度は低いんですが、決して見て見ぬふりはできません。ポケモンによってはLv.30でレアな食材を持ってくる子がいまして、そういうポケモンの場合、レアな食材を持ってこない=映す価値無しの烙印が押されることもあります。
また、Lv.30を超えてこれまで集めてこなかった食材を集めるようになることで、例えばデザート・ドリンク週の食材が集まらなかったのが一転してめっちゃいろんなレシピを作れるようになったりと、この食材要素もばかにはできない厳選要素となります。
※デザート・ドリンク週がきつかったのが一転して楽になるかもという話
厳選の成功と失敗とではどれくらい差が生まれるのか
これまでは厳選要素の説明と如何に厳選が大変かを書いてきました。厳選とか修行僧がやることやろ・・・。
ここからは仮に厳選が成功した場合と失敗した場合とでの差がどれくらいになるのか。悲しい現実をご紹介します。
例を挙げます。
この2匹のピカチュウ。同じレベルですが1日に稼ぐ想定エナジー数が左がなんと右の倍近く(左:13,677.94、右:6,875.48)になっています。なんということでしょう。これまで説明してきた厳選をきっちりやるかやらないかでこれだけの差が生まれるのです。
それぞれのピカチュウの性能を見ていきましょう。
- 左のピカチュウ
- せいかく:いじっぱり(おてつだいスピードUP)
- サブスキル:きのみの数S&おてつだいスピードM
- 右のピカチュウ
- せいかく:おくびょう(おてつだいスピードDOWN)
- サブスキル:ゆめのかけらボーナス&最大所持数アップL
これは極端な例ですが、せいかくやスキル次第ではこれだけ差が出る可能性があることが理解いただけたのではないでしょうか。この例ではサブスキルはLv.10と25分だけ考えましたが、Lv.50、75、100と、あと3つサブスキルがあります。そこでも差が生まれれば、結果としてこの2匹の差は天と地ほどの差となるでしょう。これもう別ポケモンやろ・・・。
というわけで、厳選の説明と厳選がもたらす悲しい現実をお伝えしました。もちろん完璧なポケモンを見つけるのは至難の業で、見つけるのが先かサービス終了が先かレベルの話です。なので当然妥協は必要なのですが、少なくともこの基準は超えてほしいというラインを持ったうえでポケモンの性能を見極めましょうね。