ポケモンスリープを遊んでいる睡眠ガチ勢の皆さん、厳選してますか!?
私はよく厳選に関する質問をいただくのですが、全体的に感じるのは「課金額の割に厳選ラインがエベレストレベルに高い人が多い」ということです。そこで今回は私の厳選についての考え方を話していこうと思います。
そもそも:厳選とは
詳細は以下の記事参照ですが、ポケモンスリープは原作のポケモン同様"厳選"という要素が存在します。なぜ厳選をするのかというと同じポケモンでも個体の性能に差があるから。
食材の組み合わせやサブスキルの組み合わせに順番、せいかく。人によっては♀でないと興奮しないからダメなんていう人までいます。原作のポケモンは時間さえあれば無限にポケモンを捕まえては捨てができるので厳選もそこまで難しくありませんが、ことポケモンスリープは1日に1匹や2匹捕まえるのがやっと。人によっては0匹のときもある。それほど捕獲の難易度が高いゲームです。
ただでさえ捕獲が難しいのにも関わらず厳選すべき項目が多すぎる。これこそポケモンスリープの厳選でありポケモンスリープの闇なのです。むしろ厳選さえ終えてしまえばサルでも攻略できるなんて言ってはいけないゾ。
厳選完了のハードルが高すぎる人が多い
さてここからが本題。
皆さんには皆さんなりの厳選完了ラインがあるかと思います。人によってそのラインが変わるのは至極当たり前なのですが、人によっては「え?それはさすがに高望みしすぎでは!?」なんてこともしばしば。例えばこんな感じです。
無課金です。そのため1日にポケモンを1匹捕まえるのがやっとです。そんな私ですが、タマザラシの厳選ラインは「きのみの数S+おてつだいボーナス+せいかくでおてつだいスピード上昇」です。
今日きのみの数S+おてつだいスピード下降補正無しの個体が来たのですが、やはりこいつは博士送りにして厳選継続すべきですよね?ちなみにタマザラシはまだ1匹も確保できていません。
これを聞いてどう思うかはその人次第ですが、私なら捕まえた子を育てながら2匹目以降を厳選すれば?なんて思います。
気持ちはめちゃくちゃわかります。ポケモンスリープって育成にもかなりの時間とリソースを割くわけなので、中途半端な個体(上記の例の個体は決してそうは思わないけど)で妥協してしまうと後悔するんじゃないかってね。
ふとSNSの大海原に目を向ければ、やれ「きのみの数S+おてつだいボーナス+せいかくでおてつだいスピード上昇」の個体のスクショが出回り、またあろうことかそいつが色違いだったりする。そんなのを見ると「俺のこの個体なんて・・・」と思うのは当然です。
でもね、ここで二つ言いたいことがあります。
きのみの数S持ちなだけで相当優秀
これに気付いていない人があまりにも多い。たぶんフレンドレベル10になるとレベル10サブスキルが金スキル固定になることもあって、「きのみの数S持ちなんて当然。それ以上を狙うのは当たり前」となったのでしょうか。
当然上を見ることは重要です。なにも無理に妥協するななんて言っていません。でも客観的に見てきのみの数S持ち個体の性能がどのあたりにいるのかを冷静に測る必要はあります。
以下の記事で詳しく書いていますが、サブスキルのきのみの数S、おてつだいスピード、そしてせいかくのおてつだいスピード上昇という「きのみエナジーを増やしてくれる要素の組み合わせ」だけに限定したとしても、きのみの数S持ち+おてつだいスピード下降補正無しは上位6位に入ります。もっとわかりやすく言うと、全サブスキル(レベル25までで計算)×せいかくの中で見ると、なんと上位2%に位置します。
先ほども触れましたが、フレンドレベル10を超えることでこの2%を引く確率は各段に上がります。ただしこのデータは頭に入れて厳選ラインを検討するべき。
とりあえず戦力になる1匹を確保する重要性
こいつらを見てくれ。これは私が各ポケモン最初に育てた1匹目になります。
人によるかもですが、これを見て「うわ、そんな良い個体じゃないね・・・」と思った人がいるかもしれない。というかそこそこいると予想しています。
オーダイルはただでさえ食材確率が高いのにそれを助長するようなサブスキル・せいかくだし、バクフーンはせいかくでスキル確率を下げてるくせにレベル25サブスキルで確率を上げるというチグハグさで実質サブスキル1枠を無駄にしている。トドゼルガはまぁまだマシだけどレベル50サブスキルを見れば食材確率が上がり、結果レベル50になるときのみを持ってくる確率が減りきのみエナジーが下がるという弱体化に。
彼らのダメなところを言い出すとキリがありません。ではなぜ私は彼らを育成したかというと、
- とっとと各フィールド戦力になる1匹を育て上げて攻略したほうが攻略スピードが上がる。
- 特にこの3種類は複数匹育てることになるんだから、厳しめの厳選ラインは2匹目以降でいい。
と考えたからです。
ポケモンスリープはカビゴンの評価を上げれば上げるほどリサーチで出現するポケモンの数が増えます。ではポケモンの数が増えるとどうなるか。
- 狙いたいポケモンに遭遇する確率が上がる。
- リサーチで多くのアメをもらえる。
- リサーチEXPやゆめのかけらも多くもらえる。
と良いことしかありません。捕獲も育成も時間がかかり、かつリソースを多く消費するゲーム性のため、とっとと1日で得られるリソースを増やすことが早期の攻略に繋がります。厳選ライン高めの個体の厳選や育成なんて軌道に乗ってからでいいのです。とっとと1匹目を育てることこそ近道。厳選が終わらないとずっと嘆いていても先には進めません。
それに例に挙げた個体たちは最悪いつの間に育成運用をすればデメリットには目をつぶれるやつもいます。工夫次第でなんとでもなる。
あと例に挙げた3匹はどうせ複数匹育てることになります。まぁ複数匹育てなくてもいいけど、効率よく既存フィールドを攻略する+現状の実装ポケモンの性能を鑑みるとそれが最短最速。極端な話、トープ洞窟はバクフーン5匹が最強だし、ウノハナ雪原はトドゼルガ5匹が最強。特にきのみタイプの上位5位に入るポケモンたちは複数匹育てておいて損はない。であれば厳選ラインを上げるのは2匹目からでも遅くはありません。
というわけで、皆さんからいただく厳選に関する質問を受けて私が感じた話をしてきました。もちろん無限に課金できる人は1匹目からがちがちの厳選をするのも悪くはありません(良いとは言ってない)。高い厳選ラインを超える個体を微課金・無課金よりは間違いなく早く手に入れられるでしょうから。
ただ例えば月の課金額が決まっていたりそもそも無課金の人は、廃課金が設定した、もしくはSNSのタイムラインに流れてくる超理想個体に引っ張られて厳選ラインを上げないようにしましょう。特に複数匹育てるやつの1匹目はね。いつまでも厳選が終わらず先に進めなくなる可能性が高いですし、なにより"楽しくない"ですよ。