うとうとの外れ枠の1匹であるグレッグルの進化系、それがドクロッグ。リサーチで出現する彼の姿はまさにおっさんが寝ているかのよう・・・。
グレッグルをガチのマジで戦力として厳選している人がこの世に何人いるでしょうか。多くのポケスリ民からは見向きもされず、またリサーチで出現すれば舌打ちすらされる彼・・・。
そんな彼にも有用な使い道があるはず。天下のポケモン様が"使えないポケモン"など実装することがありましょうか(反語)。そこで今回はドクロッグの使い道をなんとかして探ろうと思います。みんな違ってみんないい、みんなオンリーワンなんだ。
ちなみに彼と呼称していますが、女の子であれば私は問答無用で使います。おっさんに用はありませんが女の子であれば話は別。グレッグルは♀を引ければ厳選終了。
基本ステータス
ドクロッグの特徴はなんといっても食材タイプであることです。逆に言うとそれ以外は何もない。嘘だろ、初っ端からマイナスな話?
メインスキル
メインスキルはエナジーチャージSというなんとも微妙なスキル。個人的にはゆめのかけらゲットに次いで使えないスキルだと思っている。つまりワースト2。せめてエナジーチャージの値が固定じゃなく変動型だったら・・・いやどっちも微妙だわ。
おてつだいスピード
おてつだいスピードは早くもなく遅くもなく普通。ただ最終進化系のポケモンと考えるとやや遅い側に分類されます。まぁおてつだいスピードだけ見ればそこまで低い評価を下すほどではありませんね。おいやめろよなんで悪いほうにばかり考えているんだぼくは。
食材確率
食材確率、これはまだまだ未検証の部分が多いですが、確率的にはこれまた普通。食材タイプの中では高くもなく低くもない。特徴がない。おてつだいスピードと食材確率で掛け合わせても当然普通の性能。まぁ悪くないと考えればいいか(少し前向き)。
集める食材
食材タイプのポケモンなので、最終的な評価は集めてくる食材で大きく変わります。
で、集めてくるのはオイルとミートの2種類。レアな食材無し。食材単体での価値が高くないとなると、いよいよカタログスペック上での彼の価値が無くなってきます。まずい。いいところを探す予定が気づけば「無理してこいつを使う必要なくね?」なんて話になっている。まずい。
活用方法を探る
それではここから如何にしてドクロッグを活かすかを考えます。
きのみ軸での可能性
ドクロッグはどくタイプなので、きのみ軸で考える場合の競合相手はアーボックになります。無補正同士で競う場合、当たり前ですがドクロッグのきのみエナジー量はアーボックの約半分となります。当然ですよね、アーボックはきのみタイプなわけですから。きのみの数を付けてようやくアーボックを上回る計算。しかしアーボックにきのみの数Sが付けば当然負けます。悲しい。
仮にどくタイプのきのみがカビゴンの好みのきのみなったとしてですね、その場合皆さんの多くが育てるであろうオーダイルやトドゼルガとどっちがエナジーを稼ぐかというと、悲しいことにオーダイルやトドゼルガが上です。
ただし全員きのみの数S持ちという前提であればドクロッグが上回るため、「カビゴンの好みのきのみがどくタイプだからドクロッグ使おう~」だけでなく「カビゴンの好みのきのみがどくタイプで、"かつきのみの数S持ちドクロッグがいるから"使おう~」となって初めて価値を発揮します。なかなかニッチな場面でしか活躍しませんね・・・。
というかトドゼルガやジョウト御三家(メガニウム、バクフーン、オーダイル)、あとはライチュウの汎用性が高すぎるんですよ。ある程度育てたあいつらは、捕まえたばかりの好みのきのみを集めるその他きのみタイプのポケモンたちなんて圧倒します。あいつらがおかしいんだよ。ドクロッグは頑張ってるほう(初めての擁護)。
しかし今回の試算は全員レベル30ならという話。オーダイルやトドゼルガはずっとお供することが多い関係上、レベルは35~45くらいの人もいるでしょう。そうなると勝敗は火を見るよりも明らか。泣きそう。
食材軸での可能性
メインはこっち。そもそもドクロッグはきのみタイプじゃないんだから、そっちで活躍させようなどよほどサブスキルとせいかくがかみ合わねば無理な話です。ドクロッグの真の価値は食材集めで発揮されるのだ。
で、この組み合わせですよ。さぁどうしようかな(頭を抱える)。
各食材の組み合わせでドクロッグ(サブスキルせいかく無補正)が集めてくる食材数は以下の通りです。
- オイル/オイル:オイル約43個
- オイル/ミート:オイル約12個、ミート約30個
ミートを使った高エナジー料理は現時点で実装されていないため、採用すべき食材の組み合わせはオイル/オイルが基本となります。で、じゃあオイルを使った高エナジー料理はなにかあるのかというと、ヤドンテールのペッパーサラダだけという悲しさ。
たしかにヤドンテールのペッパーサラダに必要なオイル量をドクロッグは1日で集めてくれるので価値を見出せそうなのですが、そもそも毎食作れるほどシッポが集まりません。シッポを集めてくるポケモンはヤドン系かメタモンなのですが、どう頑張っても彼らは1日に10本のシッポを集めるのが限界。なのでドクロッグがオイルを笑顔で集めても集めたオイルは持て余すだけなのです。
ただオイルの食材単体のエナジー量は低くはないため、余ったオイルを鍋にぶち込めばそれなりのエナジーは稼げます。でもそんなことするくらいなら、そもそも高エナジー料理を高頻度で作ったほうが料理としてのエナジー量は上なので、やっぱりドクロッグを起用する意味はありません。悲しい。
さらに追い打ちをかけることになるのですが、オイル/オイルのトドゼルガは1日に約20個のオイルを集めてきます。現状実装されているオイルを使った料理を回そうと思えば、ある程度はトドゼルガ1匹だけで回せてしまうという現実がそこにはあります。
先述したようにトドゼルガは圧倒的なきのみエナジーを稼ぐという役割があるため、きのみエナジーを稼げて、かつ十分量のオイルも集めてくれるなら、ドクロッグが出る幕はガチのマジでありません。
もちろんこれは現状実装済みのレシピを前提に考えているので、オイルまみれの高エナジー料理が実装されれば話は変わります。ただ現状はドクロッグのオイルの供給量があまりにも過剰なのが残念なポイント。
あ、一応ひでりカツレツカレーに必要な食材はドクロッグ1匹ですべて揃います。なのでひでりカツレツカレーのレシピレベルを上げたい場合はドクロッグを使えばいいじゃないかな!上げたい人なんているのか知らんけど!
結論
これまでの話を踏まえての私なりの結論がこちら。
- カビゴンの好みのきのみがどくタイプで、かつきのみの数S持ちドクロッグがいるなら採用するのもあり。ただしまず優先すべきはきのみの数S持ちアーボック。
- 将来的に相当数のオイルを使った高エナジー料理が実装されることを祈って育成するのもあり。でもこれはただのギャンブルであり、富豪の遊びに過ぎない。
涙が出てくる。すごくポジティブに考えたけどこれくらいしかない。無課金・微課金なら間違いなく育てなくていい。悲しい。
グレッグルってどこでも出てくるじゃないですか。だからなんとかして彼を活用する方法を考えたかったんですよね。リサーチのハズレ枠は1つでもつぶしたかった。でもぼくの頭ではできませんでした。ごめんみんな・・・。