フレンドレベル・・・捕まえるという半ば虐待行為でなぜ友達度合いが上がっていくのか不明・・・とんでもない指標だぜまったく・・・。
今回はそんなフレンドレベルの解説とフレンドレベルを上げることの弊害。弊害をなくすための僭越ながらの提案からなぜ運営がこのような弊害を放置しているのかの妄想まで、盛りだくさんでお送りします。
前提、運営は神様なので、この弊害というか仕様は放置でも何の文句もありません。与えられた範囲で頑張るのが奴隷ことユーザーのあるべき姿なので。なのでそれ前提で書いている記事であることをご認識くださいませ。
フレンドレベルとは
ポケモンスリープにはフレンドレベルという概念があります。ポケモンごとで1匹捕まえるごとに1上昇するシステムなのですが、これ上昇すると何かいいことがあるのかというと、
- フレンドレベル10達成:レベル1のサブスキルが金枠確定
- フレンドレベル40達成:レベル1と25のサブスキルが金枠確定
- フレンドレベル100達成:レベル1と25と50のサブスキルが金枠確定
という仕様が存在します。
これは一見するといいように思えますが、弊害もあるというのが今回のお話。
フレンドレベル上昇の弊害
弊害とはもちろんサブスキルが金枠で固定されるというものです。これについてはポケモンのとくいなものごとで評価は分かれるかなと思います。
- きのみタイプ:
金枠にはきのみの数Sやおてつだいボーナスなど、きのみタイプの特徴をさらに伸ばす or 邪魔しないものが揃っている。フレンドレベルが上がれば上がるほど金枠の数が増えるので、フレンドレベルが高くなるに越したことはない。もちろんおてつだいスピードアップMなど有用な青枠スキルは取れなくなるが、それでもまだ金枠のほうが有用 or 同等レベルの有用さを持っている。 - 食材タイプ:
食材タイプにまず欲しい食材確率アップMが青枠なのが厳しい。フレンドレベルが40を超えて、かつ自分が欲しい食材の並びや食材確率アップM持ち個体を引けなければ実質厳選終了となってしまう。「フレンドレベル100まで粘り、レベル50サブスキルに食材確率アップが来ることを祈る」とか「進化後のポケモンで厳選を継続する」というやり方はあるが、どちらも育成や起用に際してのデメリットが大きいので、なかなかそこまで踏み切れない人も多い。 - スキルタイプ:
食材タイプほど致命的な問題はないが、それでもスキル確率アップMが同じく青枠なのは厳しい。ちょうどスキルタイプのスキル発動が2回までストックできるアプデもあったので、より一層スキル発動確率を高めるサブスキル・せいかくの構成は重宝される。その点スキル確率アップMはスキルタイプではかなり上位に位置する有用スキル。金枠のおてつだいボーナスとせいかくのスキル確率 or おてつだいスピード上昇でカバーは可能だが、それでもフレンドレベルが上がれば上がるほど厳選が厳しくなる。
私はこのような見解です。結論、きのみタイプ以外はフレンドレベル40までになんとか合格点の個体を引くゲーム。
正直この仕様は誰も得していないと思います。ユーザーはフレンドレベル40までになんとかいい個体を引かねばという精神的負担があります。ただでさえ厳選は完全に運ゲーなのにこのような負担を追加で負わせるのはきつい。
それに運営目線で言っても心置きなく妥協せず理想個体を追い続けてもらうためにサブレ課金はしてほしいところ。にもかかわらずある種の厳選の天井を設けているのは売上的にどうなんでしょうね。先述したように進化後を捕まえ始める猛者もいますが、果たしてそういう人はどれくらいいるのでしょうかね。
解決策の提案
現状を解決するための案は2つ。
- フレンドレベル上昇に伴う金枠固定の仕様をポケモンごとで選択(固定か固定しないか)できるようにする
- 金枠スキルに「食材確率アップL」「スキル確率アップL」を追加する
まず1つ目はシンプルですよね。今は問答無用で金枠固定の仕様なので、それをユーザー側が取捨選択できるというもの。こうすれば例えばきのみタイプは金枠固定にして、食材タイプは固定できないようにするというやり方が取れます。それに「おてボ+食材確率アップM」を引きたいのなら、1枠目だけ金枠固定の設定にしてもいい。
2つ目は上位スキルの金枠での実装。こうすればフレンドレベルが40になろうが100になろうが厳選継続ができます。これなら言い方悪いですがいつまで経っても厳選できるので、サブレも課金してくれますし売り上げもたつ。こっちのほうがいい気がしてきた。運営さん、このやり方どうですかね?
現状を改善しない意図
ここからは現状を改善しない意図について私なりの妄想を書いていきます。妄想なので悪しからず。このフレンドレベル問題はかなり前から問題視されてきました。運営はユーザーの、というかSNSの声をすくい上げてゲームに反映することは多いのですが、この件に対しては対策が何も取られていません。ということは裏返せば対策を取らない運営なりの理由もあるのでは。そう考えて妄想してみます。
もしかすると金枠固定の箇所を徐々に増やすことで食材タイプやスキルタイプの厳選難易度を上げ、そうすることで課金を促し売り上げを増やすという考え方なのかもしれない。フレンドレベルが10になれば食材確率アップMが引けるスキル枠は1個減ります。なのでその分食材確率アップM持ちを引く可能性は下がる。結果厳選難易度が上がるという寸法。
正直売り上げ増の観点からするとそのやり方がいいのか金枠選択式のほうがいいのかは運営じゃないのでわかりませんが、少なくとも厳選においてストレス要因を減らすことは今後のポケモンスリープの末永い反映という観点からするといいと思うんだけどなぁと思ったり。
あともう1点思いついたのは、仮にこのような選択仕様で完璧な個体を引いてしまうと、似たような性能の新ポケモンを実装した際、厳選すらしてもらえないかもという懸念があるのかもしれません。パルデア御三家の実装時触れましたが、やはり現状の仕様の範囲ではポケモンの差別化はなかなか難しいです。運営も「今後はいろいろな新メインスキルを実装する」と明言しているように、これは現状の要素だけではポケモンの差別化は厳しいと言っているようなもの。なので長期の売り上げで見たら、あえて既存ポケモンの厳選チャンスを減らすことで、新規ポケモンの厳選チャンスを増やしているとも取れます。
というわけで、フレンドレベルの仕様から現状、改善策の提案からなかなか改善されないことへの邪推(妄想)までいろいろ書いてきました。
現状はきのみタイプできのみエナジーを稼ぐ is 最強なのでそこまで大きな問題になっていませんが、仮に料理エナジーが最高効率なんて話になれば、この仕様に対するヘイトは上昇するように思えますね。なので何かしらのテコ入れが欲しいところですがやるんでしょうかね運営ちゃんは。それとも似たようなポケモンを今後実装するから、それまで厳選は待てということなのでしょうかね。でも今のところ新ポケモンの実装は月一というとんでもなく遅いペースなので、上位互換 or 似たような性能のポケモンの実装は1年後とか2年後になりそうなんですはそれは・・・。