ぼくがルカリオに勝っているところですか?身長ですかね。あいつ119cmらしいですよ。ぼくの勝ち。あ、あと年収も勝ってますね。あいつニートでしょ?ぼくの勝ち、がはは。まぁかっこよさや人気を筆頭にそれ以外はすべて負けてるんですけどね。泣ける。
そんなポケモン界屈指の人気ポケモンであるルカリオですが、ことポケモンスリープにおいては不遇です。全然人気がない。人気がない理由はルカリオ自体が弱いという話もありますが、それよりもルカリオより使えるポケモンがわんさかいることが主因と思っています。そこで今回は如何にルカリオが不遇なのかと、ルカリオが活躍する可能性はあるのかについて考えようと思います。最後はなんとかして活用方法を模索してみましたので、ルカリオファンは最後まで見てくれ頼む。
ルカリオが使えない要因
ルカリオが使えない烙印を押された要因は本人の問題も多少ありますが、なによりほかのポケモンたちがルカリオよりも優秀であるという点が挙げられます。
ポケモンスリープには、
- きのみタイプ
- 食材タイプ
- スキルタイプ
という3種類のタイプがあります。この中で圧倒的に有能なポケモンはきのみタイプです。
現状、カビゴンの好みのきのみを集めるきのみタイプのポケモン5匹でチームを組めばおめでとうございますゲームクリアです。シアンの砂浜はオーダイル5匹が最強ですしトープ洞窟はバクフーン5匹が最強。ウノハナ雪原はトドゼルガ5匹が最強。各フィールド用にポケモンを揃えるのが面倒なら、ライチュウ5匹を全フィールド使いまわしてもよいです。そりゃ好みのきのみに寄せたほうが強いですけど、育てる手間とか考えたらライチュウ5匹で充分。こんな雑なチーム構成でいいんです。だってこれが一番エナジー効率がいいんだもの。
食材タイプのポケモンも有用ですが、きのみタイプ一強時代の今、きのみ以外でエナジーを稼ぐという「ポケモンスリープを飽きないために別の遊び方を模索する勢」や「パズルを組み合わせるが如く食材を揃え続けて高エナジー料理を作ることにカタルシスを感じる勢」など、どちらかといえばマイノリティが使うポケモンという印象です。
もちろん将来的に料理のエナジー効率がきのみを上回る可能性も0ではないため、将来に備えて食材タイプのポケモンを集める、またレア食材を開放しておく、また料理のレシピレベルを上げておく。そんな人もいるかとは思います。でもエナジー効率だけ考えるならきのみタイプの次。
※こんな遊び方もあるよというお話。
で、本題のルカリオが属するスキルタイプですが、これは一番使えない。正確に言うと使えるポケモンとそうでないポケモンの差があまりにも激しい。
スキルタイプのポケモンの強みは、
- きのみ・食材タイプのポケモンよりもメインスキルの発動率が高い"やつもいる"
- スキルタイプしか持っていないメインスキルがある
という2点です。
これらからわかる通り、スキルタイプはポケモンによって評価が大きく分かれます。じゃあ本題のルカリオはどうなのかというと、そもそもメインスキルの内容が"ゴミ"、かつスキル発動率も"ゴミ"です。やばい、ルカリオファンに殴られそう。
ルカリオの詳細はこれから細かく見ていきますが、これらの環境がルカリオを使う必要がないとしている所以です。
ルカリオの性能
ルカリオを取り巻くポケモンスリープの環境の話をしたところで、ここからはルカリオの性能を見ていきましょう。
メインスキルとスキル発動率
ルカリオはスキルタイプということで、メインスキルとスキル発動率次第で評価が大きく分かれるタイプに属しています。で、先ほど言いましたが、ルカリオのメインスキルであるゆめのかけらゲットSはゴミスキルです。
正直言って設計ミスだろってくらい効果量が少ないです。レベル6まで上げても568しかもらえない。568がどれくらいの数かというと、レベル5から6に上げるのに必要な数とほぼ同じです。ちなみにレベル29から30まで上げようとすると約3,000個のゆめのかけらが必要です。全然足りない。
この話はスキルレベル6でこれですからね?ルカリオは1進化ポケモンなので、サブスキルにスキルレベルアップがあったりメインスキルのたねを使わない限りはメインスキルのレベルは2。とするとたった125個ですよ。あまりにも少ない。
そしてさらに評価を落とす理由がスキルの発動率。正確な情報ではないですが、おおよその発動率は6%とスキルタイプとは思えない発動率の低さ。1日に1回発動するかどうかくらいの確率です。日給125個。なめてんの?
食材確率
食材確率は約15%と全ポケモン平均より低め。ちなみに一番確率が高いゴローニャは約28%とルカリオのほぼ倍。
集める食材
集める食材は悪くありません。むしろ良い。ポテトとエッグは使い道が多く、また高エナジー料理を作る食材としても重宝します。オイルも使い道は多い。
おてつだいスピード
おてつだいスピードはそこそこ速いです。2,700秒。同速のポケモンにはピカチュウ・バンギラス・ブースターがいます。ちなみに2,800秒にはフシギバナ・カメックス・メガニウム・ウツボットなどが。こう考えるとルカリオはなかなかの速さなのがわかりますよね。
ルカリオの活かし方
ルカリオの性能を見てきましたが、改めてルカリオの強みを整理すると、
- 集める食材が有用なものばかり
- おてつだいスピードが速い
となります。
メインスキルについては運営が中身を修正でもしない限り一切期待できません。食材については確率は低いですがおてつだいスピードでどこまでカバーできるかがポイント。
で、ここからはルカリオの活かし方についてですが、私は以下のような使い方をします。
- きのみの数Sを付けて疑似きのみタイプとして活用する
- 食材確率アップのサブスキルやせいかくを付けてポテト集めのサブとして活用する
これらはどちらかという話ではありません。両方兼ねてもらいます。
活かし方①:きのみの数Sを付けて疑似きのみタイプとして活用する
まず疑似きのみタイプについてですが、想定はカビゴンの好みのきのみがかくとうタイプだった場合です。正直それ以外は出る幕が一切ありません。現在かくとうタイプのきのみタイプはオコリザルだけとなっています。
※本題とは逸れますがオコリザルを勢いで育てちゃった話はこちら。
オコリザルはきのみタイプの中で8番目にきのみエナジーを稼げるポケモン。8番目って優秀なのかどうなのかという話ですが、優秀な部類に入ります。
※詳細なランキングは以下を見てくれ。
ただ優秀ではありますが2匹育てるかというと微妙なラインになります。きのみタイプのポケモンって1種類につき何匹育てればいいねん問題ってあると思うんです。個人的には上位5匹はいればいるほどいいと思っています。ただそれ以降の順位のポケモンはもちろん課金状況によりますが、1匹いれば十分かと。
というのも、レベル30くらいまでなら並行して育てられますが、それ以降となると育成リソースも増えてなかなか育てられなくなると思うですよね。理想は2匹ずつ(好みのきのみは3種類なので5匹すべて好みのきのみタイプでカバーできる計算)なんですけどね。理想は。
この前提で考えると、カビゴンの好みのきのみは島ごとで3種類なので、運悪く3種類のうち1種類も上位5匹のタイプが来なかった場合、好みのきのみタイプだけで5匹を埋めることができなくなります。その場合、きのみの数S持ちのルカリオが輝けると踏んでいます。かくとうタイプのオコリザルの補佐的な感じ。
具体例を出します。カビゴンの好みのきのみがかくとうタイプだった場合のきのみエナジーは以下の通りです(前提:全員レベル30、きのみの数S持ち、せいかく無補正)。
オコリザルが1位なのは当然として、きのみタイプ最強のバクフーンをルカリオは超えます。要因はルカリオのおてつだいスピードが速いことにほかなりません。もしスピードが遅ければ、好みなんて関係なくバクフーンが優位に立っているでしょう。おてつだいスピードの速さが活きていますね。
活かし方②:食材確率アップのサブスキルとせいかくを付けてポテト集めのサブとして活用する
レベル30のサブスキル・せいかく無補正ルカリオは1日に約10個のポテトを拾ってきます。この10個という数が意味するところですが、
- おやこあいカレー3食分のポテト数とほぼ同じ
- ぜったいねむりバターカレー3食分のポテトから食材確率アップM持ちのゴローニャが集めるポテト数を引いた数とほぼ同じ
となります。
高エナジー料理に限定して考えてみましたが、かゆいところに手が届く個数となっています。ポテト要員を入れるも微妙に集まりきらない、もしくは過剰となってしまう部分のサポートをルカリオには期待できます。
ルカリオに求める食材・サブスキル・せいかく
最後に、ルカリオに求める食材・サブスキル・せいかくをまとめましょう。
- 食材:レベル30にポテト
- サブスキル:きのみの数S、おてつだいスピードM or 食材確率アップM
- せいかく:おてつだいスピードか食材確率が上昇するもの(メインスキル確率が下降するものだと無駄がなくて良い)
こんな感じでしょうか。
まぁここまで厳選しても使えるタイミングは限られる悲しきポケモンではあります。でもどこかのウ〇ッキーみたいにどう考えても使い道がないポケモンよりは全然マシ。優遇はされてないですが冷遇もされていないポケモンなので、活かせるタイミングはどこかであります。手持ちのリオルやルカリオを逃がす前に一度性能を確認してみましょう。